農業を取巻く世界の地球環境

 地球の温暖化と自然環境
近年、自然環境が人間活動に拠る破壊やアマゾン地域の密林の開拓等々に観られるように森林面積が100年前に比べて24%も農業、生産活動による自然破壊が大きな原因により温暖化が地球の気候も大きく変え世界規模で多くの自然災害が発生しています。

 自然破壊
現在、温暖化によりベーリング海の氷河は毎年1km以上も減少し最近20年間特に縮小が激しい、アラスカのメンデンホール氷河は200年前から1年に10m縮小し、シベリヤの永久表土が解け始めてきているなど 又、北極N40度以北の緑になる日が18日長くなってきていることなどは、温暖化が進むにつれ今以上に地球環境の変化が予想されます。
温暖化により氷河が海水に溶け出し海面が上昇して数多くの島々が海に沈み日本を取巻く砂浜も消滅するとともに津波や高潮などの被害が増大し、地球上の各地で水の循環が影響を受けます。
世界各地で洪水が多発している一方、渇水や干ばつに見舞われ砂漠化の地域が進み毎年600万haずつ増え荒廃していくことが予想され世界中の人々に環境変化に危惧の念を抱いております。

 環境汚染
この地球温暖化は先進国がこれまでの発展の過程で大量の温暖化ガスを排出し環境破壊をしてきました。
今後、新興工業国の人口の多い中国、インド両国だけで二酸化炭素の排出量が3割を超えると国際機関は予測されています。
こうした国々の新興工業国だけでなく途上国の経済の成長に伴い二酸化炭素の排出量は今後も急増するものと予想されております。
人類は他の動物と違い原始に火から文明が発達して以来、現代の化石燃料の利用するに至り、[大気汚染訴訟]で明らかのように車両の二酸化炭素の排出 さらに、昨今、激化される旅客機の空の交通網の発展、戦闘機等による天空の汚染も大量の温暖化ガスをこれまで以上排出されることが予想されております。
このように人類の産業活動から排出された温室効果ガス、環境汚染により地球温暖化がひきおこされている現実があります。
今後も温暖化が停滞し環境が保全される状況に無い世界環境に一人ひとり喚起し知恵をもって自己保全の対策を考えることが必要であります。


 高温障害の水稲の生態の変化
地球温暖化に伴い日本においても生物の生態地域が変化してきており、水稲栽培の地域が少しずつ東北、北海道地域に移行しつつあります。
関東地域での水稲は今後、温暖化にあわせ田植え時期を今の時期よりずらして稲作をしていくようになると思われます。
温暖化の影響をはさまざまな植物、昆虫、その他の生物の生態系が緯度の北上、山岳地帯の生態系も高所へ移行しており、高山植物はいくてがなく絶滅の危機に瀕しています。

 高温の水稲栽培の影響

 高温による米の品質、食味への影響は登熟初期の高温時に胚乳のデンプン合成酵素の活性化の低下――胚乳のデンプン合成機能の障害、胚乳デンプンの蓄積停滞
 慣行栽培の良食味米栽培技術として育成後期の窒素施用を極力抑える傾向が高温登
熟には窒素不足となり高温障害を助長すると考えられる。
 高温障害で腹白米、心白米、乳白米、背白米などの白未熟粒の発生
水稲の高温障害により米の品質低下が取り出され登熟期に日平均温度が27℃を上回ると「白未熟粒」が多く発生しデンプンの蓄積が不十分なため脆く、搗精時に割れる傾向が大きくなります。
籾殻が厚く糠層が薄く粒形も整粒より小さく、細くなる傾向が大きくなってきます。

 炊飯時の影響
炊飯時にも「炊きムラが激しい」「芯が硬く、釜肌が柔らかい」といった炊飯トラブルが発生し易い傾向が多くなってきております。
 高温障害の対策
従来の化学物質の農薬や化学肥料を使用する慣行栽培を見直し、地力で作る栽培の原点に戻るべき環境になってきました。



    
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